生活に入り込み地球の生命体にもわたしたちの健康をも脅かすフタレート

サイエンス誌のオンラインニュースより。NYコロンビア大学の研究チームが、妊娠中に接触した日用品、特に口紅や保湿クリーム由来のフタレートは子供の運動機能に影響すると発表しました。フタレートは食品パッケージやおもちゃ、自動車の座席、家具、建材、靴、農薬、壁紙、カーペット、香料などあらゆるところで使われています。

今回の研究は母親のフタレート暴露歴だけでなく、3歳から7歳の子供の尿からのフタレート量を調べています。つまり、妊娠中の母に蓄積したフタレートは子供が胎盤経由で受け継ぎ、しかも数年以上子供の体に残留するということです。フタレート過剰の子供は喘息、認知能や自尊心低下、不安症、うつ病、注意欠陥障害の発症リスクが高くなります。コロンビア大学の環境学の教授が言うには「広く普及している化学物質の中でフタレートほどたちの悪いものは類を見ない」そうです。

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